月の兎
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月の兎

種族 ウサギ
出典 今昔物語、ジャーカタ物語
日本、インド
関連 帝釈天、キツネ、サル

ハク・ロク・グンの豆知識

月の兎「十五夜ウサギの伝説のモデルと言われているよ!」
ハク「童話『うさぎ、うさぎ』でおなじみだね!」

エピソード


慈悲深い行いが帝釈天(仏教の守護神の1人)に認められ、月に昇ったウサギ。ある日、ウサギ、キツネ、サルは、空腹に困っていた老人に出会った。その老人は、帝釈天が俗世の様子を伺いに来た姿だった。ウサギたちは老人のためにそれぞれ食べ物を探した。サルは木の実を拾い、キツネは川から魚を取ってきて老人にささげた。ところが、ウサギは一生懸命探しても、何も見つけられなかった。老人とサル、キツネはあざ笑ったり、励ましたりしたが、それでも何も取ってくることが出来なかった。ウサギは、これ以上探し回っても、他の動物や人間に食べられる危険があるため、自身を焼いて差し出そう、と考えた。そこで、ウサギはほかの2匹に火を起こさせ、自ら火の中へ飛び込み、老人にささげた。この時、老人は元の帝釈天の姿に戻り、ウサギの行動を認め、哀れみ、この行いを後世に伝えさせるために、ウサギを月の中によみがえらせた。



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