管狐
![]() | 種族 | キツネ |
出典 | 郷土研究、民俗採訪など | |
国 | 日本/東北、中部など | |
関連 | オサキ狐、 野狐 |
ハク・グン・ロクの豆知識
管狐「おっ、ご主人様が好きそうなものみっけ~」 ハク「こらこら、人の家からものを盗るなんていけないよ!」 管狐「でもご主人様はこの家の人を嫌ってるみたいでさ~」 ハク「人を呪わば穴二つ!きみの主人におしえてやるんだね!」 管狐「神の使い相手じゃ分が悪いな~。帰ってご飯もらお~~」 |
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エピソード
人に憑りついて病気をもたらしたり操ったりする憑物の一種。地域によって飯綱(いづな)、外道など呼び方が違う。大きさはキツネより小さく、竹筒に入れて飼われている。実際はイタチではないかともいわれている。人間の主人を持つ管狐もおり、命令に従って富をもたらしたり(別の人から奪う)、憑りついて苦しめさせることができる。主人の問いに答えて予言をいうともいわれている。管狐を使役する家系は、クダ持ち、飯綱使い、などと呼ばれれ恐れられていた。しかし、使役するには大食いな管狐に十分な食べ物を与える必要がある。さらに竹筒に雄と雌を一対で入れなければならないため、繁殖して数がどんどん増えてしまう。その結果、管狐の食費で破産してしまう家もある。似たものにオサキ狐があるが、自分で行動するオサキ狐と違い、管狐は主人の命令で行動する。また、オサキ狐は関東に多いが、管狐は東北や中部地方に多い。
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